ボーイングは、国営のイラン航空(IRA/IR)と50機の737 MAX 8を含む、計80機の導入で合意したと現地時間12月11日に発表した。カタログ価格で計166億ドル(約1兆9114億9000万円)。
737 MAX 8のほか、777-300ERと777-9Xも15機ずつ導入する。引き渡し開始は2018年で、777-9Xは2020年以降の引き渡しとなる。
両社は2016年6月、合意覚書(MoA)を締結。9月には米政府が承認し、今回の合意に至った。
イラン航空はフランクフルトやロンドンなど、欧州各地に運航している。周辺国はカラチ(パキスタン)やムンバイ、ベイルート(レバノン)、クウェートなどに乗り入れている。現在は747やエアバスA300型機などを所有しているものの、機材の老朽化が進んでいる。
2016年1月にはエアバスと、A380型機12機を含む計118機の導入で同意している。
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イラン航空
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ボーイング・ジャパン
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