日本航空(JAL/JL、9201)は12月9日、羽田空港の見学施設「スカイミュージアム」にゴールデンウィーク期間限定コースを設けると発表した。格納庫見学など通常の内容に、サプライズのアレンジを加えるもので、2017年4月24日からの期間中、1日50人限定で募集する。
JALでは社会貢献活動(CSR)の一環として、機体整備工場(格納庫)の見学を1951年の会社設立間もない頃から無償で実施している。2013年7月には、展示エリアを「スカイミュージアム」としてリニューアルし、歴代制服やポスターなど、さまざまな史料を展示。航空教室と格納庫見学を合わせて、見学コースを構成している。
工場見学ブームなどで、来場者が年々増加。2009年度は6万4000人だったが、現在は年間12万人を超えているという。旅行サイト大手のトリップアドバイザーが実施した今年の無料観光スポットランキングでは、1位を獲得した。
今回設定するゴールデンウィーク限定コースは受賞を記念したもので、4月24日から5月7日までの期間中、1日50人限定で募集。時間は各日午後4時から午後5時40分で、当日発表のサプライズのほか、JALが監修した非売品の「航空会社図鑑」をプレゼントする。
JALは11月から、格納庫見学や折り紙飛行機を飛ばす活動、日本初の民間月面探査チーム「ハクト」のサポートなど、次世代教育プログラム「空育(そらいく)」をスタート。スカイミュージアムも、空育の主要コンテンツに位置づける。
CSRを担当する大川順子専務は、「JALらしい体験型プログラムを中心とした非日常体験を通じて空の素晴らしさに触れ、未来を考える機会を提供したい」と語った。夕方に実施するゴールデンウィーク限定コースについては、「格納庫から見る羽田空港の夕景は趣があると思う」と魅力を話した。
ゴールデンウィーク限定コースは、12月21日午前9時30分から受付を始める。
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