エアバスのファブリス・ブレジエCEO(最高経営責任者)は、日本市場での大型機A350 XWBをはじめとするワイドボディー機の販売に意欲を示した。
エアバスは2013年10月7日、日本航空(JAL/JL、9201)からA350 XWBの確定発注を31機獲得。標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機で、このほかにオプションで25機を購入する契約を結んだ。
2019年にA350-900の初号機が就航する予定で、現在保有するボーイング777型機を6年程度で置き換える。
また、今年1月29日には全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、総2階建て超大型機A380を3機発注。2019年春から成田-ホノルル線に投入を計画している。
来日したブレジエCEOは11月18日、「いったん就航すれば、日本の顧客も(エアバスのワイドボディー機の)メリットを享受されることになる。我々はさらに強固な足場を築いて、販売を増やしていけるだろう」と期待を示した。
「エアバスはA320など単通路機で強みを発揮してきたが、ワイドボディー機は競合より多くの機材を販売している」(ブレジエCEO)と自信を示した。
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