ハワイアン航空(HAL/HA)は、客室乗務員や地上係員など5000人が着用する新制服を、2017年から導入する。力を合わせることを意味するハワイ語「クウ・マコウ」をテーマに、社員やデザインスタジオのスタッフなどが検討を重ねた。
デザインは制服を手掛けるアフィニティー・アパレル社やハワイ島ヒロにあるデザインスタジオ「シグ・ゼーン・カイアオ」、ハワイアン航空各部署の代表40人で構成する委員会が共同で考案。クウ・マコウをテーマに、社員全員がひとつになり、力を合わせることを表現した。
新制服にあしらわれているクウ・マコウは、「オヘカパラ」と「レフア」の2つの要素で構成した。オヘカパラは、ハワイで伝統的なカパ模様の総柄を作る際に用いられる、複雑なデザインが彫られた竹製スタンプ。レフアはハワイに自生する植物で、ハワイ文化を象徴するさまざま意味を持ち、フラなどの儀式で装飾品として多用される。
また、ハワイアン航空のロゴに使われている紫色、2008年から着用している現行制服に取り入れられている青色を採用。オヘカパラとレフアは、部門ごとに異なる構成と色調とした。
新制服は、2017年1月から社内で試用を開始。同年後半に、エアバスA321neoの運航を開始する際、着用開始を予定している。
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ハワイアン航空
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