ボーイングは現地時間10月27日、米UPS航空(UPS/5X)から747-8F型機を14機を受注したと発表した。UPSは2017年から2020年にかけて受領する。
UPSの747-8Fは、コンテナをアッパーデッキに34個、ロワーデッキに14個の計48個を搭載できる。
同社が747-8Fを発注するのは初めて。現在は767-300Fと747-400F、エアバスA300-600F貨物機を保有している。
ボーイングが747-8Fを受注するのは、ロシアのヴォルガ・ドニエプルグループから計20機を受注した2016年7月以来3カ月ぶり。ボーイングが公表しているオーダー表では、同年3月にヴォルガ・ドニエプルグループ傘下のエアブリッジ・カーゴ航空(ABW/RU)から4機受注して以来7カ月ぶりとなる。
ボーイングは2016年1月、需要鈍化により747-8の減産を決定。これまでの月産1.3機から、3月に月産1機に、9月には0.5機と段階的に減らすと発表している。
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