エアバスは現地時間10月5日、メキシコLCCのビバエアロブス(VIV/VB)に同社向け初号機となるA320neoを引き渡したと発表した。
ビバエアロブスのA320neoには、米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTFエンジン「PW1100G-JM」を搭載。機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)を効率良い新レイアウトで配置する「スペース・フレックス」を導入し、座席数は従来より6席多い1クラス186席とした。
スペース・フレックスはA320従来型(A320ceo)から導入しているもので、同じ機体で1列6席を増やすか、シートピッチを7インチ(17.78センチ)広げることができる。
ビバエアロブスは2016年8月現在、A320neoは40機発注している。A320従来型は、自社購入機12機を含む19機保有。ボーイング737-300型機からの機材更新を進め、年内に完了する見込み。
A320neoは、LCCなどに人気の小型機A320の派生型で、燃費を向上した新型エンジンを搭載。PW1100G-JMのほか、CFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1A」を選択できる。メーカー標準座席数が1クラス156席のA319neoと、180席のA320neo、236席のA321neoの3機種で構成する。
A320neoは、米大陸では南米のラタム航空や、メキシコLCCのボラリス(VOI/Y4)などが導入している。
ビバエアロブスはモンテレイやグアダラハラ、メキシコシティ、カンクンなどから、メキシコ国内を中心に運航している。国際線はモンテレイ-ヒューストン線のみ。
関連リンク
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A320neoの各社向け初号機
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