エアバス・グループ(旧EADS)は現地時間9月30日、傘下で民間航空機を手掛けるエアバスと合併すると発表した。新会社は2017年1月に発足し、社名はエアバスとなる。
新会社のCEO(最高経営責任者)は、現CEOのトム・エンダース氏が引き続き務める。現エアバスのファブリス・ブレジエCEOは、新会社のCOO(最高執行責任者)兼社長に就き、グループ全体のオペレーションに責任を持つ。企業統治を簡素化して意思決定を早め、グループ変革を進める。
現エアバスは1970年にフランスとドイツの企業連合として設立。その後、スペインと英国が加わり、2006年からはEADS(当時)が100%出資している。EADSは、2014年に社名をエアバス・グループに変更した。
グループ内には民間航空機部門のほか、防衛宇宙部門とヘリコプター部門がある。
関連リンク
Airbus Group
Airbus
エアバス・ジャパン
・エアバス、国際航空宇宙展に出展 10月12日から東京ビッグサイト(16年9月28日)
・エアバス、重工3社と研究開発継続 光ファイバーで機体の歪み検知(16年9月16日)
・エアバス、A380減産へ 18年から月産1機、損益分岐点は到達(16年7月14日)
・エアバス、A350短胴型中止へ 777のシェア奪取へ(16年6月1日)
・エアバス、内装新ブランド「エアスペース」 A330neoに採用(16年3月24日)