日本航空(JAL/JL、9201)は9月29日、今年6月に導入したボーイング777-200ER型機の国際線新仕様機「スカイスイート777」が、2016年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表した。
新仕様機は、東南アジアやハワイなど中距離路線に投入している機材。6月18日から羽田-バンコク線、8月4日から羽田-シンガポール線に就航し、10月24日からは羽田-香港線、年明けからはホノルル路線にも投入する。
座席数は3クラス236席で、ビジネスクラスは新シート「スカイスイートIII」が横4席1-2-1配列で42席、プレミアムエコノミー「スカイプレミアム」が横8席2-4-2配列で40席、エコノミー「スカイワイダー」が横9席3-4-2配列で154席。現行の3クラス仕様機の245席と比べると総座席数は9席少なく、ビジネスを14席減らし、エコノミーを5席増やした。
ビジネスクラスは新設計したフルフラットシートを斜めに配置し、足もとが立体交差するヘリンボーン配列を、JALでは初採用した。全席から通路へアクセスできるとともに、リゾート路線にも投入することから、可動式ディバイダーなど、隣席の同行者と会話が出来る構造を採り入れた。
グッドデザイン賞受賞の評価ポイントとして、ビジネスクラスの立体交差構造など、個人のスペースを最大限確保できる空間の使い方が評価されたという。
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