ボーイングは現地時間10月5日、米国サウスカロライナ工場で最初に組み立てられた787型機をエア・インディア(AIC)にデリバリーしたと発表した。
サウスカロライナ工場はワシントン州のエバレット工場に次ぐ、787の第2最終組立ライン。2009年10月にサウスカロライナ州ノースチャールストンが選ばれ、11年6月に完成した。
生産は同年中頃に始まり、12年4月に同工場で最初に組み立てられた機体がロールアウトした。同機の初飛行は5月に行われている。同工場では、すべての787の中央部と後部胴体の組立を担当。最終組立は同工場か、エバレット工場で行われる。
AICは787-8を27機オーダーしており、9月に初号機と2号機の2機の787を受領済み。エンジンは米GE社製GEnx-1Bを搭載する。
今回のデリバリーは787全体では28機目となった。ボーイングは、13年末までにサウスカロライナ工場での787の生産レートを月産3機にする予定。
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