MRJ, 企業, 機体 — 2016年8月31日 15:15 JST

米エアロリース、MRJ正式契約 最大20機、18年納入

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 三菱航空機は8月31日、米国の航空機リース会社エアロリースと、国産初のジェット旅客機「MRJ」のうち、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」20機(確定受注10機、オプション10機)を正式に契約を締結したと発表した。引き渡しは2018年に開始する見込み。

エアロリース仕様のMRJの飛行機模型=16年2月16日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 両社は現地時間2月16日、シンガポール航空ショーで20機導入の基本合意(LoI)を発表していた。

 エアロリースの発注により、全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)など計7社から427機(確定受注233機、オプション170機、購入権24機)を受注したことになる。航空機リース会社からの確定受注は初めて。

 三菱航空機は7月11日、ファンボロー航空ショーでスウェーデンのリース会社ロックトンと最大20機発注する契約締結に向け、基本合意に至ったと発表。ロックトンとの基本合意が確定すると、8社から447機(確定受注243機、オプション180機、購入権24機)を受注することになる。

関連リンク
MRJ
三菱航空機
Aerolease Aviation

16年2月のシンガポール航空ショーで合意
MRJ、米リース会社から20機受注で基本合意 18年納入(16年2月16日)

16年7月のファンボロー航空ショーでは欧リース会社とも
MRJ、欧リース会社から20機受注へ 20年納入で基本合意(16年7月11日)

試験機は米国に向かうも2日連続で引き返し
MRJの2日連続引き返し、同じ空調監視装置に不具合(16年8月30日)
MRJ、再び名古屋へ引き返す 昨日と同じ故障検知(16年8月28日)
MRJ、名古屋出発しフェリー再挑戦 新千歳経由で米国へ(16年8月28日)
MRJ、名古屋へ引き返し 空調に異常か(16年8月27日)
MRJ、米国拠点向け名古屋出発 新千歳経由で(16年8月27日)