国土交通省は10月3日、シンガポール航空(SIA)系LCCのスクート(SCO)から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を許可したと発表した。SCOは29日から成田空港へ就航する見込み。
SCOは台北経由の成田-シンガポール線を週7往復(デイリー)で運航する計画を申請。機材はボーイング777-200型機を使用する。座席数は402席で、うち32席がシートピッチが広い「プレミアムキャビン」となる。エコノミークラスの運賃は既存の航空会社とくらべて40%安くする予定で、機内食や座席指定、手荷物などは別料金とする。
SCOは2011年にSIAが100%出資して設立したLCCだが、経営と運営は独立。シンガポールを拠点に所要時間が5時間から12時間程度の中長距離路線を展開する。
インドやヨーロッパへの就航も視野に入れており、保有機材の増加や現在よりも大型の機材を導入することでアフリカや中東などへの展開も計画している。
運賃は成田-台北間のエコノミーが9540円から、ビジネスが1万9540円から、成田-シンガポール間はエコノミーが1万4780円から、ビジネスが2万2780円から。
運航スケジュール
TZ201 成田発(11:50)→台北着(14:35)/台北発(15:45)→シンガポール着(20:10)
TZ202 シンガポール発(00:55)→台北着(05:40)/台北発(06:50)→成田着(10:40)
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Scoot
【お知らせ】
運賃と運航スケジュールを追加しました。(2012年10月4日 10:17 JST)