エアライン, 企業, 空港 — 2016年8月3日 06:30 JST

JAL、羽田で聞こえやすいスピーカー 「音のバリアフリー」目指す

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)は8月2日、アナウンスを聞こえやすくするスピーカーを羽田空港で導入すると発表した。大きい音を出さなくても遠くまで響くスピーカーを採用することで、すべての利用客に「聞こえやすさ」を提供。音のバリアフリー化を目指す。

JALが導入する「ミライスピーカー」(JALの資料から)

 導入するのは東京・台東区のサウンドファンが開発した「ミライスピーカー」で、国内線第1ターミナルのチェックインカウンターや保安検査場、搭乗口、空席待ちカウンターなどに計6台を、8月10日から設置する。

 ミライスピーカーは蓄音機を参考に開発したスピーカーで、広い場所でも音を減衰させない仕組みを採用。大きい音を出さなくても遠くまで響き、言葉や音楽の明瞭度を向上させる。JALのほか、野村證券や伊予銀行などが導入している。

関連リンク
日本航空
サウンドファン

JAL、難聴者向け機器の実証実験 接客カウンターで(14年12月19日)
ヤマハとHIS、スマホアプリで旅行サポート 聴覚障がい者など(16年4月1日)
羽田空港、利用客誘導のUD化実験 NTT、パナソニックと(15年12月4日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: