クウェートの航空機リース会社ALAFCOは、発注済みのA320neoのうち、10機をA321neoに機種変更する。ファンボロー航空ショー開催期間中の現地時間7月14日に発表した。
ALAFCOは2012年、A320neoを85機発注している。同社の機種変更について、エアバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は「機材の大型化は市場動向によるもの」と説明している。
A321neoを含むA320neoファミリーは、A321neo(1クラス240席)のほかA319neo(同160席)とA320neo(同189席)の3機種で構成。エンジンはCFMインターナショナル製「LEAP-1A」と、米プラット&ホイットニー製「PW1100G-JM」の2種類から選択できる。
A321neoは初号機の引き渡しを2016年末に予定。新型エンジンのほか、翼端に大型ウイングチップ「シャークレット」を取り付け、客室も改良する。2020年までに現行のA320ceo(従来型)と比較して、1座席あたり燃費を20%向上させる。今年2月にはLEAP-1Aを搭載した機体が初飛行に成功している。
6月末現在、A320neoファミリーは3機種合計で4583機受注。内訳はA319neoが58機、A320neoが3396機、A321neoが1129機。
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ファンボロー航空ショーで受注
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16年2月に初飛行
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