エアバスは現地時間6月29日、エチオピア航空(ETH/ET)同社向け初号機となるA350-900型機(登録番号ET-ATQ)を引き渡したと発表した。アフリカの航空会社で、同機を受領するのは初めて。
初号機はオランダの航空機リース会社、エアキャップからのリースで導入する。エチオピア航空は合計で14機のA350-900を発注済み。うち12機は自社購入機で、初号機を含めた2機は、エアキャップからのリースで導入する。
エチオピア航空のA350-900は2クラスで計348席(ビジネス30席、エコノミー318席)を設定。今後、アジアや米大陸などの長距離路線への投入を予定している。
同社の長距離路線はボーイング787-8型機や777-300ERなどで、中距離路線は737-800などで運航。現在はエアバス機を導入していない。
アフリカの航空会社でA350 XWBを自社購入するのは、エチオピア航空を含め計4社。リビアのアフリキヤ航空(AAW/8U)が10機、リビア航空(LAA/LN)が6機、モーリシャス航空(MAU/MK)が4機発注済みで、それぞれA350-900を導入する。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準の3クラス仕様で短胴型のA350-800が280席、標準型のA350-900が325席、長胴型のA350-1000が366席となっている。このうち短胴型のA350-800は、エアバスのファブリス・ブレジエCEO(最高経営責任者)が開発しない方針を示している。
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Airbus
エアバス・ジャパン
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