ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は6月29日、エアバスが提供する電子運航マニュアル(EFB、エレクトロニック・フライト・バッグ)「FlySmart with Airbus(フライスマート・ウィズ・エアバス)」の導入を始めたと発表した。アップルのタブレット端末「iPad」で閲覧するEFBで、日本のLCCでは初導入となる。
FlySmart with Airbusは運航乗務員が使用するマニュアルを電子版で提供するアプリケーションで、離着陸時の最適な機体性能を算出する計算ソフトも含まれる。iPadを使って閲覧する。
このほか、米ジェップセンの電子航空図アプリ「Jeppsen Flite Deck Pro」も導入。iPadはソフトバンク(旧・ソフトバンクモバイル)が用意する。
導入により、規程や操作方法の変更に即座に対応できるほか、天候や滑走路の状況をリアルタイムで知ることにより、安全運航が期待できる。運航乗務員は膨大な量の紙のマニュアルを持ち歩く必要もなく、負担軽減が見込まれる。
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