エアバスは現地時間6月25日から、中国大陸でA350 XWBによるデモツアーを実施する。北京など国内5カ所を巡り、性能などをアピールする。7月2日まで。
3機目となる試験機(MSN2)が、北京のほか上海と広州、海口、成都に飛来する。試験機には計252席(ビジネス42席、エコノミー210席)を設置している。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準の3クラス仕様で短胴型のA350-800が280席、標準型のA350-900が325席、長胴型のA350-1000が366席となっている。このうち短胴型のA350-800は、エアバスのファブリス・ブレジエCEO(最高経営責任者)が開発しない方針を示している。
中国本土の航空会社では、中国東方航空(CES/MU)が20機、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)が10機、それぞれA350-900を発注済み。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
関連リンク
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A350 XWBのデモツアー
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