シンガポール航空(SIA/SQ)は現地時間6月16日、シンガポール-サンフランシスコ線の直行便を10月23日に開設すると発表した。エアバスA350-900型機(253席:ビジネス42席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー187席)で1日1往復運航する。同社の米国直行便は3年ぶり。
サンフランシスコ行きSQ32便は午前8時30分にシンガポールを出発し、同日午前9時15分に到着。シンガポール行きSQ31便は午前10時45分にサンフランシスコを出発し、翌日午後6時40分に到着する。
同路線はおよそ1万3600キロ。シンガポール発が15時間45分、サンフランシスコ発が16時間55分かかる。
サンフランシスコ線は香港経由(SQ1/2便)とソウル(仁川)経由(SQ15/16便)で運航しており、直行便の開設後は香港経由便を継続。ソウル経由便は、ソウル以遠の目的地をロサンゼルスに切り替え、SQ7/8便として運航する。これにより同社のロサンゼルス線は、ソウル経由と成田経由の1日2往復となる。
同社は現在、米国4都市に乗り入れている。サンフランシスコとロサンゼルスのほか、モスクワ経由のヒューストン線を週5往復、フランクフルト経由のニューヨーク線を1日1往復運航している。
シンガポール航空は、A350-900を67機発注済み。2015年10月には、A350-900の航続距離を延長した超長距離「A350-900ULR(Ultra-Long Range)」を発注し、ローンチカスタマーとなった。2018年にA350-900ULRを受領後、ロサンゼルスやニューヨークなど、北米直行便に投入する見込み。
同社は2004年から2013年まで、シンガポールからロサンゼルスとニューヨークへ、A340-500による直行便を運航していた。
シンガポール-サンフランシスコ線は、6月1日からユナイテッド航空(UAL/UA)が運航開始。ボーイング787-9型機(252席:ビジネス48席、エコノミー204席)を投入し、これまでの成田経由を直行便に切り替えた。
運航スケジュール
SQ32 シンガポール(08:30)→サンフランシスコ(09:15)
SQ31 サンフランシスコ(10:45)→シンガポール(翌日18:40)
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