成田国際空港会社(NAA)は6月10日、関西空港便の着陸料を軽減すると発表した。関空からの首都圏への送客強化を狙うもので、33.3%を割り引く。NAAでは航空各社の新規参入や増便を見込む。
エアバスA320型機が発着する場合、これまでの11万7700円を7万8466円に割り引く。軽減は4月1日発着分にさかのぼって適用する。
6月現在、成田からの関空路線は2社が週47往復を運航。ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)1日3往復を含む週26往復、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が1日3往復を運航している。運航機材は両社ともA320。
近年の訪日需要の拡大により、成田と関空の外国人利用者が増加している。2015年度の訪日客数は、成田が対前年比21%増の1290万667人、関空が57%増の1099万5219人。関空は中国本土からの路線が多く、35都市から週337往復を運航している。
関連リンク
成田国際空港
・「日本人は高いサービス水準求める」CAPA、北東アジアLCCサミット開催(16年6月8日)
・成田空港の15年度訪日客、1290万人 21%増で過去最高(16年5月3日)
・関空15年度、総旅客数2405万人で過去最高 訪日客1000万人突破(16年4月26日)