シンガポール航空(SIA/SQ)は6月3日、日本とシンガポール両国の国交樹立50周年を記念した機内食を提供すると発表した。7月と8月の2カ月間限定で、日本発路線の上級クラスで提供する。
京都・祇園の料亭「菊乃井」主人、村田吉弘氏が考案したメニューを提供する。黒毛和牛など日本の食材を、西洋料理の技法でアレンジした。和牛は京都や山形、近江、飛騨、三河など、出発地によって異なる種類を使用する。
成田と羽田、関西、中部(セントレア)、福岡の各地を出発するシンガポール行きの一部便で提供する。対象クラスはスイートとファースト、ビジネスの各クラス。
日本政府観光局(JNTO)とシンガポール政府観光局(STB)は1月、両国の国交樹立50周年を記念し、観光交流促進の協力覚書(MoC)を締結。両国の食や文化などを訴求し、往来の増加を狙う「日本・シンガポール外交関係樹立50周年記念(SJ50)事業」を展開している。
シンガポールは1965年8月9日、マレーシア連邦から独立。翌66年4月26日、日本と国交を樹立した。
関連リンク
シンガポール航空
日本政府観光局
シンガポール政府観光局
・日本とシンガポール、国交50周年で交流促進 両政観で事業展開(16年1月28日)
・シンガポール建国50周年のA380、成田に到着(15年8月4日)