日本航空(JAL/JL、9201)は、地方と共同で観光振興や農水産物を取り上げる「新・JAPAN PROJECT(ジャパンプロジェクト)」の第60弾として、6月1日から徳島県南部の美波町(みなみちょう)を特集する。
国内線ファーストクラスでは、県中央部・佐那河内村(さなごうちそん)の日本料理店「虎屋 壺中庵(とらや こちゅうあん)」の店主、岩本光冶(いわもと・こうじ)氏が監修した夕食を提供する。
上旬はアユの風干し、中旬はハモの蒲焼き、下旬はイサギの酒盗焼きなど、県産の魚料理を用意する。俵ごはんは県産コシヒカリ「阿波美人」を提供する。また、茶菓には和三盆を使用した「阿波ういろ」を用意する。
ファーストクラスで提供する「こだわりの日本酒」では、本家松浦酒造場(鳴門市)の「鳴門鯛純米大吟醸 LED夢酵母」を提供する。は、紫外線を出すLEDを使用して県立工業技術センターが開発した清酒酵母「LED夢酵母」で、県産の山田錦を醸造した。
国内線では、県産のすだちジュース「ザ すだち」を提供する。対象はクラスJ全路線と、羽田-徳島線の普通席。
また、空港の国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジでは、徳島県の銘菓や銘酒をそろえた。
機内誌や機内ビデオ、JALカード会員誌、訪日外国人向け情報案内サイト「JAL Guide to Japan」でも、徳島の観光情報や名産品の情報を発信していく。世界26地域で展開するGuide to Japanでは、英語と中国簡体字、香港繁体字、台湾繁体字、フランス語、ドイツ語、ロシア語で案内する。
8月31日までに徳島空港を発着するJALグループ全路線の利用者には、抽選で1000マイルを100人に、JALマイレージバンク「温泉マイル」提携旅館「和の宿 ホテル祖谷温泉」の1泊2食付き宿泊券を1組2人にプレゼント。応募する際は、期間中にフライトマイル積算対象運賃で搭乗し、専用サイトから申し込む。
また、JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、徳島の特産品や名物を用意。阿波牛サーロインステーキや阿波尾鶏のオードブルセット、はもしゃぶとはも三昧セット、日本酒「鳴門鯛」2本セットをそれぞれ1万マイルで、本革を藍染めしたキーケース「AWA AI」を2万マイルで交換する。申し込み期間8月31日まで。
ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。4月からは新ジャパンプロジェクトにリニューアルし、従来の地域プロモーションに加え、訪日客や国内の観光客の送客増加を狙う。リニューアル第2弾となる5月の第59弾では、愛媛県の南予地方を特集した。
関連リンク
新・JAPAN PROJECT(日本航空)
・JAL、愛媛の名産品使った機内食 5月の新・ジャパンプロジェクト(16年5月6日)