日本航空(JAL/JL、9201)は5月20日、欧州路線での共同事業(JV)にイベリア航空(IBE/IB)を追加する独占禁止法適用除外(ATI)を、国土交通省に申請したと発表した。認可されるとJVを展開できるようになる。
JALは2012年10月、ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)と、2014年4月からフィンエアー(FIN/AY)とJVを展開。ネットワークの強化やサービス向上などい取り組んでいる。
イベリア航空は現地時間今年10月18日から、マドリード-成田線を開設。ATI認可後、JALは同路線などを販売できるようになる。4社とも航空連合、ワンワールド・アライアンスに加盟している。
イベリア航空は1927年設立。現在はマドリードを拠点にスペイン国内や欧州、北中南米、モロッコやアルジェリアなど、マグレブ諸国を中心としたアフリカに乗り入れている。
現在は英航空グループのインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)に所属。同グループ傘下にはイベリア航空のほか、ブリティッシュ・エアウェイズとエアリンガス(EIN/EN、アイルランド)、LCCのブエリング航空(VLG/VY、スペイン)の計4社がある。
イベリア航空のマドリード-成田線の運航は1998年11月以来、17年11カ月ぶり。JALは1993年3月まで、成田-マドリード線をアムステルダム経由で週1往復、ボーイング747型機で運航していた。
・国交省、スペインとオープンスカイ合意 羽田以外で(16年5月20日)
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・日航、独禁法違反適用除外を取得 フィンエアーとの共同事業(13年10月16日)
・日航、独禁法適用除外を国交省に申請 BAやフィンエアーと連携強化(13年7月2日)