全日本空輸(ANA/NH)をはじめとするANAグループは、6月から8月までの3カ月間、機内や空港ラウンジで福井、山梨、鹿児島の各県の特産品を提供する。日本各地の名産品などを紹介する「テイスト オブ ジャパン バイ ANA(Tastes of JAPAN by ANA)」の一環で、今回で12回目。
日本発の欧米とシンガポール行きファーストクラスでは、福井・若狭地方名産の「小鯛ささ漬け」を提供する。日本海産の小鯛を三枚におろし、塩と醸造酢でしめた一品で、7月と8月に提供する。日本発欧米線の一部便ファーストクラスでは、鹿児島産の「つけ揚げ」を提供。他地域では「さつま揚げ」や「てんぷら」と呼ばれるもので、棒天と人参天、ごぼう天の3種類を用意する。
バンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ行きのビジネスクラスでは、県産の食材を使用した「郷土料理 鹿児島」を提供。前菜にはキビナゴ、主菜は黒豚の黒酢煮、お造りはワラであぶったカツオのたたきを用意する。ホノルル、ホーチミン、ハノイ、ヤンゴン行きのビジネスクラスでは、福井・大野市のブランド里芋「上庄里芋」を提供する。
羽田国際線ラウンジ内「DINING h」では、赤身のニジマス「甲斐サーモンレッド」のグリルに、サツマイモのピューレとグリーンアスパラを添えたものを6月に、鹿児島県産の黒毛和牛を使用したローストビーフや、福井県産マダイの翁(おきな)焼きに夏野菜の揚げ煮を添えた一品を7月に、それぞれ提供する。翁焼きとは、食材に醤油と酒、みりんを合わせたものからめて焼いたもので、翁のヒゲに見立てたとろろ昆布を添える。
成田・羽田の国際線ANA SUITE LOUNGEでは、山梨県のスモモジャムを使用したエクレアや、鹿児島県産のドラゴンフルーツ使用したパッションフルーツとブルーベリーのムースを提供する。
また、各県の酒や焼酎を空港ラウンジに用意。羽田国際線では鹿児島の焼酎を12銘柄、成田と関西の各国際線では福井の日本酒を14銘柄、羽田国内線では山梨の日本酒11銘柄と焼酎1銘柄を提供する。
「テイスト オブ ジャパン バイ ANA」は、2013年9月にスタートしたプロジェクト。食や酒、スイーツ、文化などをテーマに3カ月間、3つの都道府県をピックアップして特集する。約4年ですべての都道府県を網羅する見込み。3月から5月までの第11弾では、青森、京都、佐賀の各府県を紹介した。
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Tastes of JAPAN by ANA