日本航空(JAL/JL、9201)グループのジェイエア(JAR/XM)は5月10日、伊丹-鹿児島線でエンブラエル190(E190、登録番号JA241J)型機の運航を開始した。ブラジル製エンブラエル社製のリージョナルジェット機で、国内の航空会社がE190を導入するのは初めて。
E190の座席数は95席で、クラスJが15席と普通席80席。1日7往復の伊丹-鹿児島線のうち4往復をE190で運航し、3往復はE170(普通席76席)で運航する。導入初便となった鹿児島行きJL2401便は、午前7時26分に伊丹を出発、同37分に鹿児島に向けて離陸した。乗客は94人、運航乗務員は2人、客室乗務員(CA)は通常は2人だが、習熟のため3カ月をめどに3人で運航する。
出発前には導入記念式典を伊丹空港20番搭乗口で開催。搭乗客にはクリアファイルやピンバッジ、ステッカーなどのオリジナルグッズを配付した。
E190に導入したクラスJは、JALが国内線で導入している上級シートで、普通席運賃にプラス1000円で利用できる。クラスJのほか、普通席にも本革シートを導入し、電源コンセントを全席に完備(普通席は2席共用)する。クラスJをリージョナルジェット機に設定するのは、E190が初めて。
JALの中野星子・西日本地区支配人は、鹿児島線へのE190投入について、需要を加味しつつ投入を決定したと説明。団体利用を想定し、「クラスJと本革シート、シート電源の3点でアピールしたい」と述べた。
ジェイエアは2016年度上期(4-9月期)に、計3機のE190を受領予定。2号機(JA242J)が運航を始める7月からは、伊丹-福岡線と仙台線にも投入し、伊丹-福岡線は1日4往復中の1往復、伊丹-仙台線は1日7往復中の3往復を運航する。3号機(JA243J)は9月就航を予定している。
*写真は9枚。
*初便の鹿児島到着はこちら。
運航スケジュール
伊丹→鹿児島
JL2401 伊丹(07:20)→鹿児島(08:30)運航機材:E190
JL2403 伊丹(09:25)→鹿児島(10:35)運航機材:E170
JL2407 伊丹(10:40)→鹿児島(11:50)運航機材:E190
JL2409 伊丹(14:05)→鹿児島(15:15)運航機材:E190
JL2411 伊丹(16:10)→鹿児島(17:20)運航機材:E170
JL2415 伊丹(17:25)→鹿児島(18:35)運航機材:E190
JL2419 伊丹(19:30)→鹿児島(20:40)運航機材:E170
鹿児島→伊丹
JL2400 鹿児島(07:45)→伊丹(08:55)運航機材:E170
JL2402 鹿児島(09:00)→伊丹(10:10)運航機材:E190
JL2404 鹿児島(11:05)→伊丹(12:15)運航機材:E170
JL2406 鹿児島(12:20)→伊丹(13:30)運航機材:E190
JL2410 鹿児島(15:45)→伊丹(16:55)運航機材:E190
JL2412 鹿児島(17:50)→伊丹(19:00)運航機材:E170
JL2414 鹿児島(19:10)→伊丹(20:20)運航機材:E190
関連リンク
新仕様機 エンブラエル190導入!(日本航空)
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