日本航空(JAL/JL、9201)は、4月29日から30日まで幕張メッセで開かれているイベント「ニコニコ超会議2016」に、「超ネ申ヒコーキ Operated by JAL」と題したブースを出展している。会場には、日本初となるマイクロソフトの新型ホログラフィックコンピューター「HoloLens(ホロレンズ)」を使った訓練システムの体験コーナーや、紙飛行機を飛ばして航空券が当たるコーナーなどが設けられている。
JALは昨年のニコニコ超会議に初参加。会場にタラップ車を持ち込んで紙飛行機を飛ばすコーナーなどが好評だった。2回目となる今回はタラップ車を2台に増やし、羽田と成田から持ち込んだ。
来場者に滑走路に見立てたエリア内の的に向け、飛ばしてもらう。紙飛行機を2日間で2万セット用意しているが、JALによると想定よりも速いペースで来場者が訪れているという。
ホロレンズを活用した訓練システムは、パイロットと整備士が使用することを想定したもので、今後検証と開発を進め、将来的な実用化を目指す。2日間で約90人限定で体験でき、開発に携わるパイロットらが参加者に仕組みを説明している(関連記事)。
また、昨年まで運用してたボーイング767型機用の米プラット&ホイットニー製エンジン「JT9D-7R4D」を展示。JALがエンジンの実物を、格納庫や整備工場の外で開かれるイベントに持ち込むのは初めて。エンジンを前に整備士が説明する。
ブース内では、フライトシミュレーターや制服体験コーナーが設けられ、パイロットの制帽を被った共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」のキャラクターも会場に鎮座している。フライトシミュレーターは人数限定で体験できる。
国際線のファーストクラスとビジネスクラスのシートも展示。両クラスとも2席ずつ用意した。
また、客室乗務員有志によるチアダンスチーム「JAL JETS(ジャルジェッツ)」が、会場の様子を生放送する「超ニコラジ」に29日はだいたい午後1時30分から、30日は午前11時ごろから出演。ダンスを披露する(関連記事)。
JALではニコニコ超会議を通じて、飛行機や航空会社に興味を持って欲しいという。
ニコニコ超会議の開催時間は、29日は午前10時から午後6時まで、30日は午前10時から午後5時まで。29日正午現在、会場はかなり混雑している。
関連リンク
超ネ申ヒコーキ Operated by JAL
ニコニコ超会議2016
Microsoft HoloLens
日本航空
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