バニラエア(VNL/JW)は現地時間4月27日、台北(桃園)-関西線の運航を開始した。台北を起点とする深夜便として運航する。同社の関空乗り入れは初めて。バニラの参入により、同路線は11社が運航することになる。
1日1往復を運航する。関空行きJW178便は台北を午後9時50分に出て、翌日午前1時35分着。折り返しとなる台北行きJW179便は、午前2時35分に関空を出発し、午前4時30分に台北へ到着する。9月14日からは、台北発の時刻が午後10時35分に、関空発は午前3時15分に変更となる。運航機材はエアバスA320型機(1クラス180席)。
初便となった台北発JW178便(登録番号JA05VA)の乗客は114人(うち幼児0人)で搭乗率63.3%。折り返しの関空発JW179便の乗客は120人(うち幼児0人)で搭乗率66.7%。往復ともに運航乗務員2人、客室乗務員(CA)は4人乗務した。
バニラは台北にコールセンターを開設済み。今後は機材を夜間駐機できるようにし、拠点化を目指す。拠点化後は台北からの以遠権を用いて、東南アジアや中国本土への路線展開を検討していく。
関西-台北線を運航するLCCは、バニラを除くとピーチ・アビエーション(APJ/MM)、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、ジェットスター・アジア航空(JSA/3K)、タイガーエア台湾(TTW/IT)、Vエア(VAX/ZV)の5社。フルサービス航空会社は日本航空(JAL/JL、9201)とチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)、エバー航空(EVA/BR)、トランスアジア航空(復興航空、TNA/GE)の4社で、台北を経由するキャセイパシフィック航空(CPA/CX)の香港-関西線を合わせると5社になる。バニラの運航開始前は、10社が合計で週151往復を運航。参入後は11社が合計で週158往復を運航することになる。
バニラの台北便は関空着発を除くと成田路線のみ。成田-台北線は1日4往復運航している。
運航スケジュール
4月27日から9月13日まで
JW178 台北(21:50)→関西(翌日01:35)
JW179 関西(02:35)→台北(04:30)
9月14日から10月29日まで
JW178 台北(22:35)→関西(翌日02:20)
JW179 関西(03:15)→台北(05:10)
関連リンク
バニラ・エア
・バニラエア、関空-台北間に深夜便 4月就航、台北拠点化へ前進(16年3月14日)