ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)をはじめとするルフトハンザグループは「国際女性デー(International Women’s Day)」の現地時間3月8日、グループ各社のニューヨーク行き5路線を女性乗務員で運航した。合計63人の女性乗務員が携わり、運航乗務員11人のうち1人は男性機長が担当した。
対象便となったのはルフトハンザのフランクフルト発LH400便と、ミュンヘン発LH410便、ブリュッセル航空(BEL/SN)のブリュッセル発SN501便、オーストリア航空(AUA/OS)のウィーン発OS87便、スイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)のジュネーブ発LX22便の5便。ボーイング767型機の女性機長がいないため、OS87便は男性機長が担当した。
747-8で運航したLH400便には運航乗務員3人と客室乗務員(CA)16人、エアバスA330-300型機で運航したLH410便には運航乗務員2人とCA11人が乗務。SN501便は運航乗務員2人とCA8人、OS87便は運航乗務員が男女1人ずつとCA8人、LX22便は運航乗務員2人とCA10人で運航した。
ルフトハンザは1988年から、女性運航乗務員の定期便乗務を開始。現在、グループ全体の操縦士のうち約6%、CAのうち約80%を女性が占めている。2011年には女性管理職の割合を定め、2010年と比較し、2020年までに30%増を目指している。
国際女性デーは女性の社会や経済、文化、政治などの業績を全世界で祝う記念日。国際連合(国連)は1975年、記念日に制定した。ニューヨークには国連の本部がある。
関連リンク
Lufthansa Group
International Women’s Day
他社の「国際女性デー」記念フライト
・エールフランス航空、A380のクルー全員が女性の国際女性デー記念フライト(13年3月8日)
日本では「ひなまつりフライト」
・JAL、8回目のひなまつりフライト 女性が運航の全業務担当(16年3月3日)
・ANA、伊丹行き”33″便でひなまつりフライト(16年3月4日)
・スカイマーク、神戸-茨城線でひなまつりフライト(16年3月4日)
・ピーチ、保育園児に飛行機教室 CA制服着用でハイタッチ(16年3月4日)