日本航空(JAL)は9月10日、19日予定の再上場で東京証券取引所第1部への所属と、株式の売出価格が仮条件の上限1株3790円にそれぞれ決定したと発表した。
売出価格の仮条件は3500円以上3790円以下だった。JALでは価格決定の理由として、申告された株式の総需要数が売出株式数を上回り、需要件数が多かったことや、申告された需要の相当数が仮条件の上限価格であったことを挙げている。
売出株式数は1億7500万株で、国内1億3125万株(全体の75%)、海外4375万株(25%)。100株単位で、国内の申し込み期間は11日から14日まで。
JALの発行済株式総数は1億8135万2000株で、売出価格を基に算出した時価総額は約6873億円。競合の全日本空輸(ANA)は10日の終値180円(前週末比4円高)ベースで約6330億円となった。
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