全日本空輸(ANA/NH)をはじめとするANAグループは、3月から5月までの3カ月間、機内や空港ラウンジで青森、京都、佐賀の各府県の特産品を提供する。日本各地の名産品などを紹介する「テイスト オブ ジャパン バイ ANA(Tastes of JAPAN by ANA)」の一環で、今回で11回目。
日本発の欧米とシンガポール行き国際線ファーストクラスでは、青森・奥入瀬(おいらせ)の「奥入瀬ガーリックポーク」を甜麺(てんめん)醤ソースでグリルしたスペアリブを提供する。奥入瀬ガーリックポークは県産のニンニク粉末が入った飼料を食べて育ったブタで、肉質が柔らかいのが特徴。ご飯は青森米の新種「青天の霹靂(へきれき)」を提供する。
バンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ行きのビジネスクラスでは、県産の食材を使用した「郷土料理 佐賀」を提供。主菜として、十穀米味噌を合わせて焼いた県産のサワラを用意する。ご飯は佐賀米「天使の詩」を提供する。
国際線ビジネスクラスでは、「海老のマリネと千枚漬け 鴨とアプリコットのパテ」を提供。西洋わさび風味の海老のマリネに、京都産のカブの千枚漬けをアレンジした一品で、成田と羽田を出発する中国と台湾、韓国、マニラ行き路線で提供する。4月のみ。
羽田国際線ラウンジ内「DINING h」では、佐賀県産の黒毛和牛を使用したロースステーキを提供する。5月のみ。成田・羽田の国際線ANA SUITE LOUNGEでは、京都・木津川市のクローバー牧場で生産される「特別牛乳」を使用したパンナコッタを提供する。
また、各府県の日本酒を空港ラウンジに用意。羽田国際線では青森、成田と関西の各国際線では京都、羽田国内線では佐賀の日本酒を用意。羽田ではそれぞれ12銘柄ずつ、成田と関西では14銘柄を準備する。
「テイスト オブ ジャパン バイ ANA」は、2013年9月にスタートしたプロジェクト。食や酒、スイーツ、文化などをテーマに3カ月間、3つの都道府県をピックアップして特集する。約4年ですべての都道府県を網羅する予定。2015年12月から2016年2月までの第10弾では、愛知、岐阜、三重の各県を紹介した。
関連リンク
Tastes of JAPAN by ANA
・ANA、ビジネスで赤味噌ビールのビーフシチュー 「Tastes of JAPAN」第10弾(15年11月10日)
・JAL、青森米の新種「青天の霹靂」都内でPR 12月からラウンジ登場(15年11月25日)