エアライン, ボーイング, 機体 — 2012年9月5日 17:12 JST

全日空の787、主翼後方の油圧トラブルか 岡山で

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 9月5日昼ごろ、岡山空港で全日本空輸(ANA)のボーイング787型機の左側にある第1エンジン後方から白い煙が出るトラブルがあった。同機は滑走路へ向かっていたが駐機場へ引き返し運航を取り止めた。ANAによると、油圧系統で何らかのトラブルが生じて油が漏れ、温度の高いエンジンに触れて気化したとみて、詳細を調べているという。

ANAの787=12年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同機は羽田行き656便で乗員8人と幼児6人を含む乗客94人全員にけがはなく、後続便や日本航空(JAL)の便、JRでの振り替え輸送を行った。

 ANAによると、滑走路へ向かう途中で操縦室内の計器に油漏れを示す表示が出たため引き返したという。今のところエンジンなどに破損は見られず、羽田から整備士を派遣して調査を進める。5日午後5時45分現在のANAからの情報によると、主翼後方にある油圧系統のパイプに油漏れが見られ、これがエンジンに触れて気化した可能性がある。

 ANAの羽田-岡山線は全便を787で運航しているが、現時点で機材変更の必要はないという。

【お知らせ】
ANAからの追加情報を第3段落末に加筆し、タイトルも追記しました。また、有償旅客88人のほかに座席を使用しない幼児(インファント)6人が搭乗していたため、乗客数を94人としました。(2012年9月5日 17:51 JST)

関連リンク
全日本空輸

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: