三菱航空機は2月10日、MRJの飛行試験を再開した。2015年11月11日に初飛行した飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)によるもので、太平洋側の空域を使い、約1時間半かけて機体の改修状態などを確認した。
MRJの飛行試験は、初飛行を含めると今回で4回目。11月27日に3回目の飛行試験を実施して以来、約2カ月半ぶりの再開となった。
機体改修のうち、主翼や胴体結合部への薄板追加などのフィードバック作業は、1月に完了。また、アビオニクス(航空用電子機器)や操縦系統、エンジン系統などのソフトウェア改修も実施した。
今回の試験では、これらの改修内容を検証。アビオニクスの動作や、主翼をはじめとする改修した機体部位などの状況を確認した。
飛行試験機には、チーフテストパイロットの安村佳之機長らが乗り込み、県営名古屋空港を午前9時35分に出発。同44分に離陸した。試験後は午前11時26分に名古屋空港へ着陸し、同28分に到着した。
三菱航空機と機体を製造する三菱重工業(7011)は12月24日、4度目となるMRJの引き渡し延期を発表。従来予定していた2017年4-6月期から約1年遅れとなり、ローンチカスタマーであるANAホールディングス(9202)には、2018年4-9月ごろに納入する方向で開発を進めている。
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ANAが領収検査開始
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納入延期会見
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写真特集・半世紀ぶりの国産旅客機
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初飛行に成功
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名古屋空港を離陸。初飛行へ
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