エアライン, 企業 — 2016年2月8日 19:10 JST

JALと野村総研、ロボット対話式の実証実験 羽田空港で

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 日本航空(JAL/JL、9201)と野村総合研究所(4307)は2月8日、ロボットを活用した実証実験を羽田空港で展開すると発表した。ロボットは利用客との対話により、適切な情報を提供する。

*実証実験の様子はこちら

サービスロボットを活用した実証実験(両社の資料からAviation Wire作成)

 実験で使用するのは、オフィスや家庭などで使用される「サービスロボット」と呼ばれるもの。第1ターミナル南ウィングのJALインフォメーションカウンターと、保安検査場C前で実験する。カウンター前ではデジタルサイネージとロボットを連動させ、空港施設の案内や運航状況、目的地の天候や口コミ情報などを対話形式で提供する。

 保安検査場前では、グランドスタッフ(地上旅客係員)が装着するスマートウォッチから、ロボットへ指示を送信。ロボットは利用客に対し、日中英の多言語でアナウンスする。

 JALは、空港でのロボット導入時の課題抽出のほか、グランドスタッフの業務を支援できるかどうかなどを検証。野村総研はシステム開発を担当する。実証実験は2月9日から11日と、16日から18日の計6日間。ロボットはソフトバンクグループ(9984)のグループ会社、仏アルデバラン・ロボティクスの人型ロボット「NAO(ナオ)」を使用する。

 両社はこれまで、ホノルル空港や羽田空港でウェアラブルデバイスを使用した実証実験を、共同で展開している。

関連リンク
日本航空
野村総合研究所
Aldebaran Robotics

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