日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)は2月6日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射を予告している問題で、発射予定時期が7日から14日に変更されたとの当局発表に伴い、回避経路の運航予定期間を同期間に変更した。
対象便はジャカルタやマニラ、シンガポール、クアラルンプールと成田・羽田を結ぶ国際線1日8便。回避経路を運航する影響により、対象便のフライト時間が通常より5分から10分程度多くかかる可能性があるとしている。
当局から発表されたミサイルの打上げ時間は、7日から14日までのうち、日本時間午前7時30分から午後0時30分まで。仮にミサイルが不具合なく発射できた場合、ミサイルの第1段目は韓国南部・全羅道の西方沖合、フェアリングは済州島の西方沖合、第2段目はフィリピン島の当方沖合に落下すると予想されている。この場合、当該区域を通過する航空路が閉鎖される。
航路変更の対象便
JAL
JL720 ジャカルタ(06:45)→成田(16:05)
JL741 成田(09:20)→マニラ(13:25)
JL746 マニラ(09:50)→成田(15:00)
ANA
NH869 羽田(09:35)→マニラ(13:35)
NH820 マニラ(09:45)→成田(15:00)
NH836 ジャカルタ(06:25)→成田(15:45)
NH802 シンガポール(06:30)→成田(14:20)
NH816 クアラルンプール(08:10)→成田(15:50)
関連リンク
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