エールフランス航空(AFR/AF)は現地時間1月14日、ボーイング747型機を退役させる。当日はフランス国内の観光名所を巡る記念フライトを実施。導入から46年で引退する。
記念フライトは、シャルル・ド・ゴール空港を午前9時に出発するAF744便と、午前11時30分に出発するAF747便。イタリアとの国境の山、モンブラン上空や地中海、トゥールーズ、ボルドー、世界遺産のモン・サン・ミッシェルなどを飛行する。乗客にはシャンペンやランチを提供する。記念フライトは220ユーロ(約2万8000円)で販売した。
1月16日と17日には、パリ郊外のル・ブルジェ空港にある航空宇宙博物館に展示される。
ボーイングの発注リストによると、エールフランスは計53機の747を導入。1970年5月20日に747-100を初受領している。商業運航の初便は、同年6月3日のパリ発ニューヨーク行きだった。その後、モントリオールやカリブ海の仏領西インド諸島、インド洋のレユニオン、アジア各国などへの長距離路線に投入した。
ジャンボの愛称で親しまれた747は、燃油費の高騰や飛行機の技術的な進歩により、世界的に退役が進んでいる。日本では、全日本空輸(ANA/NH)が2014年3月31日に運航した那覇発羽田行きNH126便を最後に、旅客型が全機退役。現在日本国内で運航されている747は、政府専用機と日本貨物航空(NCA/KZ)の貨物型のみ。
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Boeing 747(Air France)
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