MRJ, ボーイング, 機体 — 2016年1月4日 06:01 JST

三菱航空機、ボーイングとMRJ顧客支援のマイルストーン到達式典

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 三菱航空機は、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」のカスタマーサポートについて、ボーイングとマイルストーン到達式典を米シアトルでこのほど開催した。

マイルストーン到達式典で握手を交わす三菱航空機の森本社長(右)とボーイングのNoren VP(三菱航空機提供)

 三菱航空機は2011年6月に、ボーイングとカスタマーサポートに関する支援契約を締結。取り組みの一つとして、航空会社などMRJのユーザーがカスタマーサービスにアクセスできるウェブポータルサイト「MMF(My MRJ Fleet.com)」を構築している。

 MMFの構築が、両社が定めた通過点に達したことを式典で祝った。同式典はシアトルの航空博物館「Museum of Flight」で12月10日に開催され、三菱航空機からは森本浩通社長が、ボーイングからはデジタル・ソリューション担当ヴァイスプレジデント(VP)のPer Noren氏らが出席した。

 また、これに先立つ12月2日には名古屋で「パートナーズカンファレンス」を開催。9回目となる今回は、国内外のパートナー会社25社の関係者が集まり、飛行試験や開発・量産などの意見交換を行った。

15年の表彰パートナーに選ばれた(左から)AIDCのLiao会長、エアバスヘリコプターズのBartosch VP, ドアプログラム長、ナブテスコの長田航空宇宙カンパニー社長(三菱航空機提供)

 同時にパートナーの表彰式が開かれ、台湾のAIDC、ドイツのエアバスヘリコプターズ、ナブテスコ(6268)が2015年の表彰パートナーに選ばれた。

 三菱航空機は12月24日、MRJの量産初号機の引き渡しスケジュールを1年程度延期すると発表。ローンチカスタマーであるANAホールディングス(9202)への引き渡しは、2018年4-6月期(第2四半期)から7-9月期(第3四半期)となる見通し。

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