3月で就航10周年を迎えるスターフライヤー(SFJ/7G、9206)は1月1日、初日の出フライトを実施し33組93人が招待された。
スターフライヤーは、昨年も無料招待による初日の出フライトを実施。好評だったことと3月16日で就航10周年を迎えることから、「サンライズフライト2016」と題して実施した。2500人の応募者の中から抽選で選ばれた93人が、御来光を拝んだ。
出発に先立ち、社員の依頼で生まれて初めて羽織袴を着たというスターフライヤーの松石禎己社長は、「10周年という節目に、いろいろなイベントを実施していきたい」と抱負を述べた。北九州空港での靴磨きなど、昨年は社員発案イベントを実施したことから、10周年の今年も継続していきたいという。
また、搭乗口前ではジャズ演奏も披露され、初日の出フライトの乗客を和ませた。フライトを担当する森機長は、「昨年は初日の出は見られたものの、荒天で飛行中の揺れがひどかったが、今回は天候が穏やか」と話し、快適なフライトを約束した。
エアバスA320型機(登録番号JA08MC)による初日の出フライトは、午前6時18分に北九州空港を出発。同29分に離陸し、鹿児島上空で初日の出を鑑賞した。乗客には、お餅やスターフライヤーの機体をイメージしたクッキーなどが配られた。
北九州には午前8時4分に戻り、乗客には搭乗証明書とダリアのブーケがプレゼントされた。スターフライヤー創立間もないころにシンボルだったことから、同社の花として親しんで欲しいという。
スターフライヤーは就航から9年9カ月目の昨年12月に、自社販売分の累計搭乗者数が1000万人を突破。5月に策定した2020年度までの5カ年の中期経営計画「“らしさ”の追求2020」では、深夜早朝時間帯のチャーター便を計画している。
松石社長は今後の機材や路線計画について、機材数は現状のエアバスA320型機9機(150席)を維持しつつも、将来的に国際線定期便の再開を視野に、事業を進めていく考えを示した。
*2016年初日の出フライトの写真特集を別途掲載します。
*JALの初日の出フライトはこちら。
*ANAの初日の出フライトはこちら。
関連リンク
スターフライヤー
写真特集・初日の出フライト2016
・パイロット志す子供も招待(スターフライヤー編)(16年1月2日)
・御来光と初富士に拍手 写真特集・初日の出フライト2016(JAL編)(16年1月3日)
・“達人CA”がおもてなし(ANA編)(16年1月3日)
2016年の初日の出フライト
・JAL、羽田から初日の出フライト 777スカイネクストで(16年1月1日)
・ANA、おもてなしの達人CAが初日の出フライト 機内でプロポーズも(16年1月1日)
スターフライヤー関連
・スターフライヤー、10周年控え地元向け感謝祭 ライフベスト体験会も(15年11月15日)
・スターフライヤー、乗客1000万人突破 就航から9年9カ月(15年12月25日)
・スターフライヤー、初号機到着10周年で機体デザイン公募 模型製作しプレゼント(15年12月15日)
・スターフライヤー、中期計画で国際チャーターや新制服検討(15年5月7日)
・朝の靴磨きで気持ちさわやか スターフライヤー、北九州空港でサービス(15年4月20日)