全日本空輸(ANA/NH)は1月1日、今年で16回目となる初日の出フライトを羽田発着便で実施した。
ANAの初日の出フライトは2001年に開始。昨年2015年はボーイング787-9型機の初号機(登録番号JA830A)を使用し、今回はボーイング777-200ER型機の国際線仕様機(JA716A、223席)が選ばれた。
羽田第2ターミナルの58番搭乗口前では、和服を着た空港旅客係員と人型ロボット「ペッパー」が、初日の出フライトNH2016便の乗客を出迎えた。
定刻より5分早い午前5時30分、NH2016便は乗客175人(うち幼児1人)と乗員12人(パイロット2人、客室乗務員10人)を乗せて58番スポットを出発。午前5時49分にD滑走路(RWY05)から離陸した。その後は長野県上伊那群周辺上空1万6000フィート(約4877メートル)で初日の出と富士山を鑑賞し、午前8時に出発時と同じ58番スポットへ戻った。
今回の初日の出フライトには、昨年12月開催の社内コンテスト「第3回 OMOTENASHIの達人コンテスト」で、2015年の接客No.1客室乗務員に選ばれた谷村綾香さんや辻尾祐香さんら、コンテスト決勝戦出場者も乗務。愛媛県が開発したデルフィニウムの新品種「さくらひめ」の生花によるコサージュを着用し、2016年最初のフライトに搭乗した乗客をもてなした。操縦は矢島航太郎機長と徳島勇生副操縦士が担当した。
機内では軽食と飲み物が用意され、搭乗証明書と枡酒(未成年者にはジュース)、土産が用意された。また、機内でプロポーズした乗客の沖田浩平さん(30)と湯浅英里さん(29)には、花束が贈られた。
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全日本空輸
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