成田空港を拠点とする春秋航空日本(SJO/IJ)は12月16日、国土交通省航空局(JCAB)から国際線を運航するための事業計画変更認可を取得したと発表した。中国内陸部への国際線を、2016年2月に就航させる。
成田-武漢線と重慶線の2路線で、ボーイング737-800型機(1クラス189席)で運航。武漢便は2月13日、重慶便は翌14日に就航する。
武漢便は月曜と水曜、土曜の週3往復。成田を午前10時20分に出発するIJ1011便は、武漢に午後2時15分着。武漢を午後3時15分に出発するIJ1012便は、午後7時40分に成田へ到着する。
重慶便は火曜と木曜、金曜、日曜の週4往復。成田を午前9時に出発するIJ1021便は、重慶に午後2時15分着。重慶を午後3時15分に出発するIJ1022便は、午後8時25分に成田へ到着する。
春秋航空日本は2014年8月1日、成田から広島と佐賀、高松へ運航を開始。当初、広島と佐賀は1日2往復ずつ、高松は1日1往復を運航していた。その後、高松便は利用が伸び悩み、2015年夏ダイヤから週4往復に減便し、同年10月23日で運休した。現在の冬ダイヤでは、佐賀便を1日1往復、広島便を1日2往復運航している。
今年2月には国際線進出を明らかにし、中国内陸部の蘭州や重慶を候補に挙げていた。JCABへは11月4日、国際線を運航するための事業計画変更認可を申請し、今回の取得に至った。機材は737-800を3機保有しており、国際線開設後も3機体制を維持するという。
親会社の春秋航空(CQH/9C)は武漢と重慶から、拠点として運用する関西空港へ乗り入れている。重慶からは中国国内線を上海(虹橋、浦東)と洛陽、深セン、石家荘へ運航しているが、武漢からの国内線はない。
成田へ乗り入れる他の航空会社では、重慶から中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)が、1日1往復を運航。武漢からは中国南方航空(CSN/CZ)が週2往復乗り入れている。2016年4月28日からは、全日本空輸(ANA/NH)が成田-武漢線を1日1往復で開設する予定。
運航スケジュール
成田-武漢(16年2月13日から)
IJ1011 成田(10:20)→武漢(14:15)運航日:月水土
IJ1012 武漢(15:15)→成田(19:40)運航日:月水土
成田-重慶(16年2月14日から)
IJ1021 成田(09:00)→重慶(14:15)運航日:火木金日
IJ1022 重慶(15:15)→成田(20:25)運航日:火木金日
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