エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年12月3日 19:15 JST

ブリティッシュ・エア、787-9導入路線拡大 16年5月までに6路線

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 ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)は、ボーイング787-9型機の導入路線を順次拡大する。同社向け初号機はデリー便に投入。現在は計3路線に導入し、2016年5月までに計6路線への投入を予定している。

ブリティッシュ・エアウェイズの787-9(同社提供)

 ブリティッシュ・エアウェイズは同社向け初号機を9月に受領。現地時間10月25日から、ロンドン-デリー線に導入している。10月には2機を受領し、11月6日から、ロンドン-マスカット(オマーン)線とアブダビ(アラブ首長国連邦)線に導入した。

 今後、12月にはクアラルンプール便、2016年2月にはオースティン(米)便、5月には新規就航するサンノゼ(米)便への導入を予定している。

 同社の787-9はファースト8席、ビジネス42席、プレミアムエコノミー39席、エコノミー127席の計216席。787-8(ビジネス35席、プレミアムエコノミー25席、エコノミー154席、計214席)では設定していないファーストを導入する。

 ブリティッシュ・エアウェイズは787を計42機発注。内訳は787-9が22機、787-8が8機、787-10が12機で、このうち787-9を3機、787-8を8機受領している。エンジンはいずれも英ロールス・ロイス製トレント1000を搭載する。

 787のうち長胴型となる787-9は、標準型の787-8と比べて胴体が約6メートル長く、座席数を30席以上増やせ、航続距離も約556キロメートル延長できる。

 787-9は10月末現在、528機を受注し、60機を引き渡し済み。初号機は2014年7月、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)に引き渡した。日本の航空会社では全日本空輸(ANA/NH)が44機を発注、8機を受領。日本航空(JAL/JL、9201)は20機を発注し、2機を受領している。

 787の生産レートは現在月産10機で、2016年1-3月期に月産12機、2020年までに同14機と順次増産していく。

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