エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年11月28日 06:01 JST

エバー航空、787-10を24機確定発注 台湾史上最大の総額80億ドル

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボーイングは、エバー航空(EVA/BR)から787-10型機を24機と777-300ERを2機確定受注した。カタログ価格で総額80億ドル(約9809億6000万円)で、1回の発注額としては台湾最大の購入額となった。

エバー航空の787-10のイメージイラスト(ボーイング提供)

 現地時間11月24日に発表した。今回の確定発注により、エバー航空は787-10のローンチカスタマーの1社となる。

 787-10は787ファミリー最大の機体。長胴型の787-9と比べて全長が5.5メートル長く、中胴は3メートル長くなる。航続距離は7020海里(1万3000km)で、メーカー標準座席数は323席。最終組立と試験飛行は2017年初頭、初号機の引き渡しは2018年を予定している。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、国内線用機材として3機発注済み。

 エバー航空は長距離国際線用機材の置き換えに充てる。東南アジアやオセアニア、北米方面の新路線開拓に投入される見込み。

 一方、777-300ERは現在21機運航しており、同型機の運航会社としては世界8番目、アジアでは4番目の規模となる。7月には、5機の777F貨物機を台湾で初めて発注している。

787-10の模型を手にするエバー航空の張國煒会長(左)とボーイング民間航空機部門のレイ・コナー社長(ボーイング提供)

関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
エバー航空

エバー航空、787-10を24機発注へ(15年10月16日)
エバー航空、777Fを5機正式発注 台湾初(15年7月22日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post