エアライン, 官公庁, 空港 — 2015年11月15日 13:35 JST

外務省、フランス渡航に注意喚起 JALとANAパリ便は平常運航

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 現地時間11月13日午後10時(日本時間14日午前6時)ごろ、フランスのパリで無差別連続テロ事件が発生し、少なくとも127人が死亡して多数の負傷者が出たことを受け、外務省はフランスへの渡航について注意喚起を行っている。

テロ事件発生後も日本発着便は平常通り運航が続くシャルル・ド・ゴール空港=15年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 オランド大統領が、フランス全土に非常事態を宣言。パリ警視庁がすべての観光名所を閉鎖しており、今後も新たなテロ発生の可能性が考えられるためで、外務省ではテロや不測の事態に巻き込まれないよう、最新情報を入手するよう呼びかけている。

 特にイル・ド・フランス州へ渡航や滞在する人には、不要不急の外出を避け、事件現場周辺に近づかず、テロの標的となりやすい政府や軍、警察関係の施設、公共交通機関、観光施設、デパートや市場など不特定多数が集まる場所は、可能な限り避けるよう求めている。

 日本航空(JAL/JL、9201)によると、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港を発着便は、平常どおりの運航を予定。空港とパリ市内を結ぶ公共交通機関には、遅れなどの影響が予想されるとして、早めに空港へ移動するよう呼びかけている。ANAも平常通りの運航を予定している。

 また、エールフランス航空(AFR/AF)は、海外からパリへの航空券やフランス国内全空港への航空券について、11月13日から16日までの旅程を変更したい場合、対応するとしている。

 13日のテロは、パリ10区と11区のビシャ通りのレストラン「ル・プティ・カンボッジ」(rue Bichat)、フォンテーヌ・オ・ロワ通りのカフェ「rue de la Fontaine au roi」、ヴォルテール大通りの小劇場「バタクラン」(Bataclan, Boulevard Voltaire)、シャロンヌ通り(rue de Charonne)、レピュブリック通り(avenue de la Republique)、ボーマルシャ通り(boulevard Baumarchais)と、パリ北部近郊の国立競技場(Stade de France)で、銃乱射や自爆テロが発生した。

関連リンク
外務省 海外安全ホームページ
日本航空
全日本空輸
エールフランス航空