MRJ, 官公庁, 機体, 空港 — 2015年11月9日 20:05 JST

県営名古屋空港、MRJの初飛行控え展望デッキ閉鎖 生中継に誘導

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 愛知県が管理する県営名古屋空港(小牧空港)は、国産初のジェット旅客機となる三菱航空機「MRJ」の初飛行を控え、11月8日から15日まで展望デッキを閉鎖している。

*初飛行に成功しました。
MRJ、初飛行成功 離陸の瞬間「飛びたいと言っているようだった」(15年11月11日)
*名古屋空港を離陸しました。
MRJが初飛行 YS-11以来53年ぶり、”11″並びの日(15年11月11日)

県営名古屋空港の展望デッキから見たMRJ飛行試験初号機=15年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 閉鎖しているのは、展望デッキを含む旅客ターミナルビル3階。一般来場者や空港勤務者をはじめ、報道関係者の立ち入りも現時点で認めていない。

 空港の駐車場も、立体駐車場の最上階への立ち入りを禁止。空港を利用する旅客以外の利用も制限する。空港勤務者も許可を得た人しか立ち入らせない。前回MRJの初飛行が10月26日から30日までの期間に計画された際と同じ措置を取っている。

 愛知県振興部航空対策課は、MRJの初飛行を見ようとする人が「空港に何人来るかわからず、道路も渋滞が予想され、定期便の運航に支障が出るおそれがある」と説明。初飛行当日は空港には近寄らず、三菱航空機によるストリーミング配信を見るよう勧めている。一方、愛知県は航空宇宙関連の製造業について、県内への誘致を推進。航空対策課は「県として初飛行に協力している」と語った。

 MRJの初飛行が計画されているのは、11月9日から13日まで。小牧を離陸後の飛行空域は、静岡県御前崎から愛知県伊良湖岬にかけての遠州灘沖の太平洋上と、石川県能登半島沖の日本海上の2つを検討している。

 1時間程度飛行で、真っ直ぐに飛ぶかや、左右に曲がれるかなどの基本的な操縦特性を確認し、上空で着陸状態をシミュレーション後に着陸する。

 気象庁が9日午後5時に発表した週間天気予報によると、名古屋を含む愛知県西部の天気は、10日はくもりのち晴れで降水確率は午前0時から6時までが30%、午前6時から午後6時までが10%、午後6時から11日午前0時までが0%。11日は晴れ時々くもりで降水確率10%、12日が晴れ時々くもりで降水確率20%、13日がくもり時々晴れで降水確率30%、週末の14日はくもり一時雨で降水確率50%で、11日を境に天気は下り坂に向かうとの予報を出している。最高気温と最低気温は、ともに平年並みか平年より高いという。

関連リンク
愛知県振興部航空対策課
県営名古屋空港
MRJ
MRJ First Flight Live(USTREAM)

初飛行に成功
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