ユナイテッド航空(UAL/UA)は、アズール・ブラジル航空(AZU/AD)とコードシェア(共同運航)をこのほど開始した。今年6月に締結した戦略提携によるもので、アズールが国際線でコードシェアを実施するのは初めて。
対象路線はユナイテッド航空の米国-ブラジル路線と、アズールのブラジル国内線。ユナイテッド便には「AD」、アズール便には「UA」の便名をそれぞれ付与し、航空券の一括発券や、預け入れ手荷物は最終目的地でピックアップなどができるようになる。
ブラジル国内のコードシェア対象都市は、サンパウロ(グアルーリョス)発着のゴイアニア、ベロオリゾンテ、クリチバ、ポルト・アレグレ、リオデジャネイロ(サントス・ドゥモン)、ブラジリアの計6都市。
ユナイテッド航空のブラジル便は、シカゴとヒューストン、ニューアーク、ワシントンからサンパウロ便を、ヒューストンからリオデジャネイロ便などを運航している。
アズール・ブラジル航空はサンパウロ郊外のカンピナスを拠点に、2008年12月から運航を開始したLCCで、ブラジル国内100都市以上に運航している。国際線は米フロリダ州オーランドとマイアミ郊外のフォートローダーデールに乗り入れている。
両社は6月、長期戦略提携を締結した。ユナイテッド航空がアズールの株式5%を取得し1億ドル(約123億1700万円)を出資。アズールの取締役会に役員を1人派遣する。また、マイレージプログラムでも提携する。対象路線は両社の全路線。
関連リンク
United Airlines
Azul
・ユナイテッド航空、アズール・ブラジル航空と提携 1億ドル出資(15年7月3日)