エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2015年11月2日 21:38 JST

キャセイパシフィック航空、新塗装機が羽田到着 写真特集・シンプルデザインの777-300ER

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 キャセイパシフィック航空(CPA/CX)は11月2日、新塗装初号機となるボーイング777-300ER型機(登録番号B-KPM)を香港-羽田線に投入した。新塗装機初の運航便は香港発羽田行きCX548便で、定刻より2分早い午後1時23分に到着した。

羽田空港国際線ターミナルのガラスに映るキャセイパシフィック航空新塗装初号機の777-300ER=11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

Facebookで新塗装機への「いいね!」を呼びかけるキャセイパシフィック航空の地上旅客係員=11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同社は2014年10月、10年ぶりとなる新ロゴマークを発表。1994年から使用していたロゴにはオレンジのラインが入っていたが、ダークグリーンによる文字とロゴマークのみの、シンプルなデザインを採用した。

 新塗装機の初便となったCX548便は羽田のA滑走路(RWY34L)に着陸し、114番スポットに到着した。新塗装では機種にロゴの「ブラッシュウイング(brushwing)」が描かれ、前部胴体に社名を大きく記した。ダークグリーンの垂直尾翼には、白いブラッシュウイングをあしらった。垂直尾翼周辺は色が濃くなっており、ラダー(方向舵)部分はグラデーションになっている。

 新塗装機は新ブランドコンセプト導入の一環で、1日に香港でお披露目された。今後5年間で約150機を新塗装に切り替える。2016年初旬に初号機を受領予定のエアバスA350 XWBは、新塗装でお目見えする。

従来塗装の747-400=14年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新コンセプトは機体のほか、ラウンジでも展開。2014年12月9日に羽田空港の国際線ターミナル6階に開設したラウンジは、自宅のリビングを想起させる新ブランドコンセプトを世界で最初に導入。特製担々麺などを提供するヌードルバーや、パンやサラダ、デザートを揃えたフードバーを設けた。海外の航空会社で、羽田に自社運営ラウンジを開設したのは同社が初めて。

 新塗装機初便の折り返し便となった羽田発香港行きCX549便は、定刻より7分早発の午後4時18分に羽田を出発した。

*写真は16枚(羽田到着→駐機場から撮影→ラウンジから撮影)。

羽田で出発を待つキャセイパシフィック航空の新塗装初号機の777-300ER=11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田に着陸するキャセイパシフィック航空の新塗装初号機の777-300ER=11月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


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