官公庁, 空港 — 2015年11月3日 07:50 JST

高松空港、18年4月に民営化へ 27日まで市場調査

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 国土交通省航空局(JCAB)は10月30日、国が運営する高松空港の民営化に向けた投資意向調査を実施すると発表した。関心のある企業からの意見を11月27日まで募集する。2018年4月をめどに民間の運営に移行する。

民営化へ向けた市場調査を実施する高松空港=13年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 民間による運営期間は当初15年間とし、運営権者が希望した場合、35年以内の延長が可能となる。不可抗力での延長なども含め、最長で55年間。運営権者は滑走路やターミナルビル、貨物ビル、駐車場などを一体的に運営する。

 2016年4月をめどに実施方針を策定し公表。同年6月には募集要項を公表する。

 現在は空港施設は国が、ターミナルビルは県や高松市、ANAホールディングス(9202)、日本航空(JAL/JL、9201)などが出資する高松空港ビルが、駐車場は空港環境整備協会が運営している。

 高松空港は1958年に供用開始。滑走路は1200メートルだった。1989年には現在の場所に移転した。現在は2500メートルの滑走路1本で運用している。同時にターミナルビルの供用も開始した。

 2015年冬ダイヤの国内線は、日本航空(JAL/JL、9201)が羽田便を1日7往復、全日本空輸(ANA/NH)が羽田便を1日6往復、那覇便を1日1往復、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が成田便を1日最大2往復運航している。春秋航空日本(SJO/IJ)も成田便を週4往復運航していたが、10月23日で運休した。

 国際線は春秋航空(CQH/9C)が上海(浦東)便、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が台北(桃園)便をそれぞれ週4往復ずつ、アシアナ航空(AAR/OZ)がソウル(仁川)便を週3往復運航している。

 2014年度の利用実績は、国内線が163万人、国際線が13万人。貨物は国内線7741トン、国際線11トンを取り扱った。

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国土交通省
高松空港ビル

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