全日本空輸(ANA)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸は8月16日、海外へ渡航するANAの利用者向けに、手荷物を自宅や勤め先で預けて目的地の空港で受け取る「手ぶらサービス」を共同で始めると発表した。9月1日から開始する。
利用客が自宅や勤め先で預けた荷物は、海外の到着空港の手荷物返却場(ターンテーブル)で受け取れる。対象便は羽田と成田、関西の各空港からの国際線で、北米とホノルル路線のみ米国航空当局の制限で利用できない。
利用方法はANAの航空券を購入後、ANAのウェブサイト経由でヤマトの専用サイトから申し込む。送り状は印字されたものをヤマトの運転手が持参するため、記入は不要。ヤマトが出発空港でANAへ手荷物を引き渡した際には、配達完了の電子メールが送付される。また、同サービスの利用1個につき100マイルが貯まる。
料金はヤマトが設定する空港宅急便の運賃に加えて310円。都内から成田空港出発便を利用する場合、標準的なスーツケースでは空港宅急便の運賃1990円と310円の計2300円となる。
ANAではこれまで同様のサービスとして「ANAスカイポーター」を1987年からグループ会社を通じて提供してきたが、8月31日で終了。9月からはヤマトとの手ぶらサービスに切り替える。
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