エアライン — 2015年10月22日 14:22 JST

JAL、秋田の観光PR 佐藤副社長、787チャーター手応え

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 日本航空(JAL/JL、9201)は10月22日、東京・高輪の秋田県産品ショップ「あきた美彩館」前で、佐藤信博副社長や秋田県出身の客室乗務員(CA)などが同県の観光パンフレットを配り、名産品などをピーアールした。

来場客にパンフレットを配布する佐藤副社長(中央)=10月22日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 JALは11月に台北から青森と秋田にボーイング787-8型機によるチャーター便を運航する。佐藤副社長は、当初の想定よりも多く利用客が集まっていると述べた。台湾の利用客からは、羽田や成田よりも地方に直接入りたいとする声が上がっているという。

 佐藤副社長は「フルサービス航空会社(FSC)として、利用客にしっかりとしたサービスを提供できる点をアピールしたい」と話し、今後も地方空港へのチャーター便で、地方経済の活性化にもつなげたいと意気込みを語った。

 現在、JALは秋田に羽田から1日4往復、グループのジェイエア(JAR/XM)が伊丹から1日3往復、札幌から1日2往復を運航している。羽田便はボーイング737-800型機(165席)、伊丹便と札幌便はボンバルディアCRJ200型機(50席)を投入している。佐藤副社長は便数は当面維持するとしながらも、「機材の大型化なども検討している」とした。

 佐藤副社長はJALが秋田空港に就航した当時、整備士だった。空港の事務所開設や車両準備を担当したという。九州出身で東北にはあまり縁がないながらも、「秋田空港は思い入れがある」と話した。

 男鹿の「なまはげ」も駆けつけ、県をピーアール。あきた美彩館はJR・京急品川駅から徒歩数分で、ビジネスマンや親子連れ、外国人も目立った。ある外国人がなまはげにカメラを向けると、うなり声を上げて写真撮影に応じていた。

 あきた美彩館前では、佐藤副社長が大声で通行人にアピール。「(学生時代に所属していた)応援団以来の大声だよ」と笑った。

 JALグループでは被災地復興支援の一環として、「行こう!東北へ」プロジェクトを実施中。定期的に東北各県の物産販売を手伝っている。

子ども連れの来場客との記念撮影に応じる佐藤副社長となまはげ=10月22日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

「悪い子はいねがー」と通行人を威嚇するなまはげ=10月22日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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