ハワイアン航空(HAL/HA)は現地時間10月20日、エアバスA330-200型機のビジネスクラスにフルフラットの新シートを導入する計画を発表した。2016年4-6月期(第2四半期)に改修初号機を就航させる。
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A330は羽田-ホノルル線など長距離国際線用の機材。新シートはイタリアのシートメーカー、オプティメレスとの共同開発で、ポルトローナ・フラウ製の皮など高級素材を採用する。夫婦や恋人同士、家族連れの利用を想定し、シート配列は2-2-2席とした。
新シートは長さ193センチ(76インチ)、幅52センチ(20.5インチ)のフルフラット・ベッドになる。竹をイメージしたディバイダー(仕切り)などでプライバシーを確保しながらも、隣席と話しやすいようにした。シートには次世代大型タブレットが付属しており、乗客が手もとで使用したり、据え置いて使える。
ハワイアン航空のマーク・ダンカリーCEO(最高経営責任者)は、「世界有数の快適さを備えたスタイルと、ハワイ諸島のルーツを大切にしたオリジナルデザインを作り上げた」と、新シートをアピールした。
新シートを装備した最初の機体は2016年4-6月期に就航予定。残り22機も2016年9月から2017年にかけて順次投入する。
現行仕様の座席数は294席で、ビジネス18席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー236席。新仕様機は16席減の278席で、ビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席とプレミアムエコノミーの席数が28席増える。
プレミアムエコノミーの「エクストラ・コンフォート」はシートピッチが36インチ(約91.5センチ)で、優先搭乗サービスや各席に電源コンセントを備えている。
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ハワイアン航空
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