航空保安大、11月にオープンキャンパス

　管制官などを養成する国土交通省の航空保安大学校は、11月7日にオープンキャンパスを開催する。空の日イベントの一環で、管制官の実習室見学や受験相談会などを開く。事前申し込み制の実習体験イベントも用意し、10月19日まで応募を受け付けている。

航空保安大が11月7日に開くオープンキャンパスのポスター（同校作成）

　同校は航空保安業務の専門家である航空管制官や航空管制運航情報官、航空管制技術官などを養成する、国内唯一の教育訓練機関。1959年11月、羽田空港内に開設した航空職員訓練所が前身で、2008年4月に関西空港対岸の大阪・泉佐野市へ移転した。

　事前申し込み制となるのは、航空管制の実習体験。レーダー管制用シミュレーターで、空港に到着する航空機の誘導を体験する「ターミナル・レーダー管制」と、管制塔のシミュレーターで離着陸の許可を出す体験ができる「飛行場管制」、高度1万メートルを飛行する航空機をシミュレーターで誘導しながら降下させ、空港の管制官に引き継ぐ「航空路管制」で、1人1回のみ体験できる。応募多数の場合、実習体験は抽選となるが、見学は自由にできる。

　オープンキャンパスでは、空港の駐機場で航空機を誘導するマーシャリングの体験コーナーや、学生寮の見学、受験相談会、女性向け相談コーナーなども設ける。また、ゲームなどを通じて、航空保安業務に興味を持ってもらう。

　会場は泉佐野市にある航空保安大学校本校で、開催時間は午前9時30分から午後4時まで（最終入場午後3時30分）。実習体験の申込は、同校のウェブサイトから10月19日午前10時で締め切り、結果発表は10月20日ごろを予定している。

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航空保安大学校

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