民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)の2015年9月利用実績は、ロードファクター(座席利用率、L/F)が83.1%と、前年同月を10.0ポイント上回った。2011年以降の過去5年間では2番目に高い値だった。(各路線ごとの詳細を追記しました)
搭乗者数は前年同月比19.9%減の53万7967人と、11カ月連続で前年を下回った。提供座席数は30.8%減の65万4192席と大幅に減少したが、シルバーウィーク需要などで搭乗者数の落ち込みは2割に抑えた。
提供座席数と搭乗者数は、3期連続で最高益を更新していた2011年度(2012年3月期)とほぼ同等の数値で推移している。
9月の運航路線は、8月末で米子空港から撤退したことにより、前月比2路線減の17路線。路線別でL/Fを見ると、羽田-神戸線、神戸-長崎線と鹿児島線、那覇線、中部-札幌線、福岡-札幌線と那覇線の7路線(前月比2路線減)が前年割れとなった。このうち、10ポイント以上下落したのは、神戸-那覇線と中部-札幌線、福岡-那覇線の3路線。
L/Fの最高値は、羽田-札幌線の98.1%(前年同月比9.7ポイント上昇)、最低値は神戸-鹿児島線の59.1%(0.6ポイント低下)だった。
羽田発着は5路線で、L/Fは前述の札幌線がもっとも高く、那覇線と福岡線も90%台と繁忙期需要の取り込みに成功した。
経営破綻後の路線再編は、10月24日の仙台空港撤退で一段落する。1月の破綻後に撤退した空港は石垣と宮古(ともに3月末に撤退)、米子で、仙台は4カ所目となる。
スカイマークは7月と8月は単月黒字を達成しており、9月も黒字となる見込み。今後は需要が冷え込む10月以降に、黒字を継続できるかが再建の鍵となる。
羽田と神戸、茨城、中部、福岡各空港を発着する路線ごとの実績詳細は下記の通り。
羽田
羽田発着5路線のうち、最もL/Fが高かった路線は羽田-札幌線の98.1%(前年同月比9.7ポイント上昇)。搭乗者数は
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