エアライン — 2015年10月7日 08:55 JST

バニラエア、国内全線で使える回数券 Yahoo!で決済

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 バニラエア(VNL/JW)は、回数券タイプの航空券を数量限定で発売する。今年3月と6月に続く3度目の販売で、今回は対象路線を国内全路線に拡大。レジャーやビジネス利用客の取り込みを図る。販売は10月8日午後4時から31日午後11時59分まで。

国内線で利用できる回数券を販売するバニラエア=15年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 「バニラエア往復回数券」は、成田発の札幌、那覇、奄美大島線のいずれかで利用できるものと、全路線に搭乗できるものを用意。全路線は土日祝日を含めたすべての日で有効な「全日券」のみを提供し、各線は全日券と平日のみ有効の「平日券」を販売する。札幌線のみ火曜と水曜、木曜に有効な「中だるみ解消券」を販売する。

 利用期間は10月25日から2016年1月31日までで、期間内で最大4往復利用できる。10月31日と11月3日、21日から23日、12月22日から1月11日は利用できない。

 チケットはYahoo! JAPANが提供するデジタルチケットサービス「Pass Market(パスマーケット)」で販売する。Pass Marketで決済し、クーポンコードを入手。バニラエアのウェブサイトでコードを入力して予約する。予約は出発40分前まで受け付ける。

 全路線は全日券のみを20部販売。3万9800円で提供する。札幌線は50部用意する全日券を4万1800円で、300部の平日券を3万1800円で、200部の中だるみ解消券を2万3800円で販売する。

 那覇線は全日券が4万8800円、平日券が3万8800円で、それぞれ100部ずつ。奄美大島線は全日券を4万3800円、平日券を3万3800円で販売し、それぞれ50部ずつ用意する。

 片道のみの利用も可能だが、1往復分の利用としてカウントする。申し込み本人に限り有効で、第三者への譲渡や転売は不可。運賃以外の手数料などが別途必要となる。

 同社によると、初回と2回目に販売した成田-札幌線の回数券は、売れ行きが好調だったという。利用者からは他路線への拡大を希望する声が大きかったことから、販売を決定した。

 バニラエアは2014年12月、成田-奄美大島線が乗り放題になる定期券「Vaniller’s Pass(バニラーズ・パス)」を販売。1カ月有効のパスを2カ月分、各50枚ずつ用意したが、完売には一歩届かなかった。当初、奄美でのサーフィンやダイビングなど、マリンスポーツ愛好家の取り込みを図ったが、首都圏在住の奄美出身者が介護など「想定してなかった」(担当者)方法での利用が多かったという。

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